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ダイエット

なぜダイエットしたいのか考えよう!肥満は複雑であり一つの基準が全て当てはまるわけではない

なぜダイエットが必要なのか考えよう

悩む女性

世の中には減量に関する情報が溢れています。
少しネットで検索をすれば実にたくさんの情報が出てきます。
特に女性の間では、会社でも学校でもダイエットの話題で持ち切りではないでしょうか。
しかし、巷で流行っているダイエット情報のほとんどはリバウンドをする可能性が高い方法であり、場合によっては健康を害してしまう方法ですので注意が必要になります。

では、なぜあなたはダイエットをしたいのでしょうか。

太り過ぎずにスリムな体型は、肥満になる様々な病気を防いでくれることでしょう。
これはとても良いことだとは思います。
ですが、巷で広がっているダイエット方法のほとんどが無理なダイエットであり長期的に持続が困難な方法なのです。

ダイエットをしたことがある人のほとんどがリバウンドを経験しています。
生物学的に考えると体重を減らして、それを維持することに身体が抵抗するようにできています。

2018年に発表された論文によるとダイエットに関する29の長期研究のメタ分析では、減量した人の半分以上がダイエット後2年以内に元の体型に戻り、5年以内に体重が80%戻っていたそうです。
多くの人が実践しているダイエット法がどれだけ現実的なものではないかが分かるのではないでしょうか。

近年では「体重を減らさなければならない」と多くの人が口に出すこと自体を控えるべきだと過度なダイエット思考への反発も高まっています。

この反ダイエット運動は、体重を減らせば病気が治る、あるいは防げると言う誤った説を繰り返すダイエット文化を否定し体格の多様性を提唱し、体重の数値に関係なくあらゆる体格の人々に健康的な行動を取るように奨励しているのです。

とは言っても今度も体重を落としたい人は減ることはないかと思います。
それに伴ってダイエットを専門とするトレーナーも増えてきています。

しかし、トレーナーの最大のモチベーションはクライアントがより健康的にダイエットをすることのはずです。
極端で無理なダイエットをさせているトレーナー、ジムも多いですが、無理なダイエットをさせることではないのです。

ダイエットをすることに健康上の理由がある人は、体重を減らしてそれを維持できる可能性が高くなるかと思います。
例えば、膝の痛みを軽減したい、糖尿病のコントロールをしたい、などの理由があれば、ダイエット成功後もその理由が継続するのでリバウンドをしにくくなると言うことです。

まずは、自分のなぜを知ることが大切ではないでしょうか。

なぜダイエットが必要なのでしょうか。

多くの人が体重を○○kgにしたい、○○kg落としたいなどを目標にしています。
体重は○○kgであるのが正しいのかと思っている人も多いかと思いますが、その答えは何を望んでいるのかによって変わります。

健康の為、痛みの軽減、糖尿病などの予防といった目的であれば、例え理想とする体重通りでなくても5~10%の体重減少で十分な効果が出る場合もあります。

ダイエット目的でジムに行く人はかなりの減量が必要だと考えていますが、ほんの数kg落ちるだけでも予想以上に体調が良くなることも多いです。

体格指数であるBMIを目安に基本的にしますが、これが絶対ではありません。
BMIは身長によって設定されていますが、個人個人によって適正体重は変わるのではないでしょうか。
そう考えると必ずしも標準体重と言われている数値にする必要もありません。

自分が体調の良い体重があなたの適正体重ではないでしょうか。

数字に囚われ過ぎないようにすることも大切です。

肥満は複雑、一つの基準が全て当てはまるわけではない

体重を気にする女性

減量の計画に関して、一つの基準が全て当てはまるわけではありません。
自分自身のライフスタイルで何がダイエットの妨げになっているのかを考えるべきです。
食事の時間帯や運動量、睡眠などを一度見直してみましょう。

ダイエットでは特に食事が最重要になりますが、運動量も重要になります。
長期的に減量に成功している人は週に6日は、1時間程度の適度な運動をしていると言う調査もあります。
このことからも運動も重要と言えるでしょう。

なぜ肥満になってしまうのかその理由は、とても複雑であり個人によっても違います。

そんなに食べていないのに体重が落ちないと言う人もいるかと思います。
太ってしまうのは、一つのことで説明ができるほど簡単ではありません。
食べている量ではなく、その質が問題かもしれませんし、睡眠やストレスなどが関係しているかもしれません。
これらは直接的、または間接的に影響を及ぼしています。
多数の潜在的要因を理解することが重要になります。

また、ダイエット停滞期を経験したことがある人も多いかと思います。
身体の反応からすると停滞期になるのは当たり前と言えます。
これは変化に対する身体の適応でもあるからです。

停滞期になった時に上手くいかなかったと諦めるのではなく、体重を維持することを考えたり、さらに減量をしたい場合は計画を変更したりすることができます。
これは最初の体重の10%以上を減らすことを目標としている場合には特に重要なことかと思います。

地中海食で健康で楽しい食卓に

タブレットを見る女性

結局何を食べたら良いのか分からないと思われる人は多いことでしょう。
あなた自身をエンジンに例えてみましょう。
最高の燃料があれば、それが心身に力を与えて健康全般を増進させるということです。

おススメの一つとして地中海ダイエットと言うものがあります。
これは、心臓を強くして脳を冴えさせ、慢性疾患を減らすと言う研究結果が出ている食事法になります。
地中海食が重視するのが下記の3つです。

・野菜、果物、全粒粉、健康的な脂肪分を摂取する
・魚、鶏肉、豆類、卵などの低脂肪タンパク質を摂取する
・赤身の肉は制限する

地中海食は植物性食品を中心とした食事法になります。
お皿に盛るのは全粒粉を含む植物性食品が中心です。
タンパク質や乳製品は少なめにします。
スリムな体型を目指すならナッツ類などのカロリーの高い食べ物の量にも注意します。

新鮮な食品に重点を置くので体重を増やし身体のエンジンを不調にする加工食品やパッケージ食品、ファストフードは食卓には並べません。

そして、何よりもこれらの食品を組み合わせることで、おいしく、満足感があり、お腹もいっぱいになれる方法がたくさんあります。
地中海式ダイエットレシピで検索するといくらでも見つけることができます。
興味のある人はチェックしてみてはいかがでしょうか。