健康情報館

ヘルス&フィットネス~日々の健康・身体作りに役立つ知っておきたいこと~

健康情報館
健康

断続的ファスティングで健康維持|クレッシェンド断食は日常生活にに取り入れやすい

断続的なファスティングの基本

日々忙しい毎日を送っている中で健康管理に時間を割くのが難しいと感じている人も多いのではないでしょうか。
もし食事のタイミングを見直すだけで無理なく健康を維持することができたらいいですよね。
その方法として近年、注目を集めている方法に断続的なファスティングがあります。
断続的ファスティングは、無理なく健康を維持することができるとして注目されています。

断続的なファスティングは、1日のうち特定の時間だけ食事をして、それ以外は断食する方法になります。
この時間制限によって自然と食べる量が減って消化器官の負担も軽減されると考えられています。
近年の報告によると短時間の断食は体内の炎症を抑えて、心血管疾患、認知症、肥満に伴う疾患リスクを減らす可能性があることが示唆されているようです。
このような健康効果が期待できる断続的なファスティングは、生活に無理なく取り入れられる健康法として多くの人に支持されています。

自分のライフスタイルに合わせて行う

日本の文化や生活リズムに適した断続的ファスティングの方法としてクレッシェンド断食があります。
これは、1週間に2~3日、連続しない日に12~16時間の断食をするものです。
連続して断食をするのではないので、仕事や日常生活に支障をきたしにくいのが特徴になります。
この方法は睡眠時間が断食時間に含まれるので、比較的断食時間を確保することができます。
特に女性にとってはホルモンバランスの乱れが少なく、安全に行うことができます。
長時間の断食は、女性ホルモンのバランスの乱れ、月経周期にも悪影響がでる可能性があるので、クレッシェンド断食のような断食時間が短く、頻度も少ない方法が適しているとされています。

では、実際に実践する時はどのようにすればいいのでしょうか。

まずは、医師に相談することが重要です。
特に糖尿病や低血糖の人、妊娠中の人は断食を行わないほうが良い場合もあります。
断食中の水分補給は十分に行うことが大切です。
飲み物としては、糖質を含まない水やブラックコーヒー、緑茶、炭酸水などがあります。
これらは、身体への負担をかけずに断食を続けるうえで役立つ飲料になります。

バランスの良い食事内容を心がけよう

書類を開いている女性

断続的ファスティングは、食事制限をするだけではなく、食事の内容にも気を付ける必要があります。
断食の時間が終わったからと言って何を食べても良いというわけではありません。
できるだけ自然な食品を選んで加工食品を避けるようにしましょう。
野菜、果物、ナッツ、魚、卵、豆類といったホールフード中心に食事を考えると栄養バランスが整いやすくなります。
また、筋肉量を維持する為には、タンパク質の摂取が重要となります。
大豆製品などタンパク質を多く含む食品を意識して取り入れてみましょう。

断続的ファスティングを始める際には、無理なく少しずつ進めることが大切です。
まずは、12時間の断食と12時間の食事時間で始めて身体の反応を見ながら断食時間を少しずつ延ばしていくと良いかと思います。
断食をする時間帯も仕事や生活リズムに合わせて調整をすると日常生活に取り入れやすくなるかと思います。
自分のライフスタイルに合ったやり方を見つけることができれば、断続的ファスティングは続けやすくなります。

断食後の最初の食事は、アーモンドやナッツなど身体に優しい朝食から始めるのが効果的とされています。
消化に良い軽食を選んで徐々に食事を増やすことで身体への負担を軽くすることができます。

断続的ファスティングを長く継続させるには、自分のペースで行い完璧を求めないことが大切です。
日常生活で断食が計画通りにならないこともあるかと思いますが、焦ることはせずに柔軟に対応するようにしましょう。
断続的ファスティングを取り入れることで健康を維持して、高い仕事のパフォーマンスを発揮するができるようになるかと思います。