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炭水化物抜きはリバウンドの可能性が高く健康リスクもある、太る原因は炭水化物ではない

太る原因は炭水化物ではない

「水化物=太る」と言うイメージがあるかもしれませんが、炭水化物を食べること自体が太る原因ではありません。
炭水化物は太る原因にももちろんなりますが、あくまで原因の一つでしかありません。
しっかりと考えて食べれば太ることもありません。

現代の多くの人が炭水化物を摂り過ぎている状態です。
栄養素でカロリーがあるのは、三大栄養素の炭水化物、脂質、タンパク質です。
これらは全て摂り過ぎてしまえば太ってしまいます。

炭水化物は、脂質、タンパク質と比べ摂取しやすいので必要以上に摂ってしまいやすいのが問題と言えます。
価格も炭水化物食が一番安いです。
適正量摂取していれば太ることはありません。
また、炭水化物を摂ったらその分、ビタミンB1が必要になりますので意識して摂取するようにしましょう。

炭水化物を摂ったらその分ビタミンB1も必要

炭水化物を体内で代謝するには補酵素として必ずビタミンB1が必要です。
炭水化物をたくさん摂れば、その分ビタミンも必要になるのでビタミンが不足すると太りやすくなると言えます。
食べた物を体内で円滑に代謝するにはビタミン以外にもミネラルも必要になります。
ですので、これらの栄養素が不足していると代謝が上手くできなくなり太りやすくなってしまいます。

やせるにはカロリー以外にも栄養バランスを考えて食事をすることも大切です。
ビタミンB1は、肉類に多く含まれ、特に豚肉に多く含まれています。
ご飯などに炭水化物を食べたら豚肉と一緒に食べると良いかと思います。
もちろん摂取カロリーも気にしていれば、炭水化物を食べても太ることはありませんしやせることもできます。

炭水化物は一般には糖質だが厳密には違う

炭水化物は一般的に糖質のことを指しますので炭水化物と糖質は一緒と思って良いかとは思います。
ですが、厳密には炭水化物と糖質は違います。
炭水化物と言う大きなカテゴリーに糖質と食物繊維があります。
糖質と食物繊維の総称が炭水化物になります。

食物繊維は、人の消化酵素では分解できないので吸収されないのでカロリーがほぼありません。
食物繊維は、便通を改善して腸内環境を整えてくれますので、食物繊維は制限をしないようにしましょう。

実際に炭水化物抜きは効果があるのか

悩む女性

体重をただ落とすだけなら非常に効果的です。
実際に炭水化物抜きは、短期間で体重を落とすことが可能です。

炭水化物抜きは、体重を簡単に落とすことが可能になりますが落ちた体重の大半が水分です。

炭水化物は、炭素と水素の化合物ですので抜くと体内の水分も減っていきます。
結婚式の為など短期的に体重を落としたい人にはとても良い方法かもしれませんが、リバウンドの危険が大きくダイエットの方法として良いとは言えません。

炭水化物は、体内で消化されてブドウ糖になります。
ブドウ糖は吸収されてエネルギー源として利用されますが、体内である程度蓄えることもできます。
体内に吸収された糖質(ブドウ糖)は、グリコーゲンに変化して筋肉や肝臓に蓄えられています。
その際にグリコーゲンを蓄える為に水分が必要になります。
炭水化物を抜くと体内のグリコーゲンが減っていくのでそれと一緒に体水分も減っていきます。
炭水化物抜きをすると直ぐに体重が落ちるのはこの為で、体内のグリコーゲンと体水分が減ったからなのです。

摂り過ぎの是正は良いこと、でも筋肉も落ちてしまう可能性も

現代人の多くの人が炭水化物を摂り過ぎているのが現状ですので炭水化物の摂り過ぎを是正するのはとても良いことです。
ですが、まるっきり摂らないなど極端なするやり方はおススメしません。

炭水化物は、三大栄養素の一つで、もっとも重要なエネルギー源でもあります。
エネルギーが不足していれば、体脂肪を使うのでダイエット効果が期待できます。
その時に体脂肪だけが使われれば良いのですが身体はそう都合よくできていません。

身体にとって糖質は必ず必要なので不足していると生命の危機になり、糖質が少ないと体内で糖質を作る必要がでてきます。

体内で糖質を作ることを糖新生と言いますが、主な材料はアミノ酸です。
糖質を体内で作るには体脂肪ではなくアミノ酸の集合体である筋肉が必要になるのです。
体内の筋肉をアミノ酸に分解して糖質を作っていくので炭水化物抜きは筋肉が減ってしまいます。
また、脂肪分解で生じた脂肪酸は、残念ながら糖質合成に利用することができません。

炭水化物を抜いた食事を長期してしまうと筋肉が減ってしまい代謝自体も悪くなってしまいます。
そうなるとやせるどころか太りやすい身体になってしまいます。
リバウンドの原因はここにあります。

炭水化物抜きはリバウンドの原因

体重を気にする女性

私たちの主なエネルギー源は糖質です。
炭水化物を抜くと糖質が不足するので体内で糖質を作らなければいけなくなります。

糖質は主にアミノ酸を利用して作るので筋肉を犠牲にしてしまいます。
筋肉は、脂肪を燃やす焼却炉なので筋肉が減れば、代謝が悪くなって太りやすい身体になっていきます。
炭水化物を抜いて筋肉が減って代謝が落ちてしまえば、やせるどころか反対に太りやすい身体を作っている可能性もあるのです。

体型を今後も維持したいと思うなら今後もずっと続ける必要があります。
炭水化物を抜く食生活は、多くの人にとってストレスを感じ長く続けるのも困難だと思います。
それに長期的に見れば、通常のカロリー制限食と比べても減量効果が高いわけでもありません。
炭水化物抜きがダイエットの方法として優れていると言うわけではないのです。
それに健康へのリスクも懸念があります。
健康へのリスクを考えれば、栄養バランスを考え適度なカロリー制限が一番良いのではないでしょうか。炭水化物はどの程度制限するかももちろん大事です。

また、炭水化物は一般的に糖質のイメージですが、正確には糖質+食物繊維のことです。
食物繊維は、人の消化酵素で消化できないので体内に吸収されずに排出されていくので、まず太ることはありません。
減らすべきは、炭水化物ではなくて正確には糖質ですので間違わないようにしましょう。

糖質を制限するなら極端にやらずに緩やかに行い様子を見ながら量を調整していくと良いでしょう。