健康情報館

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長持ち食品の真実

魚肉ねり製品は本来傷みやすい

ねり物は工業製品

魚は本来非常に痛みやすいです。
魚を長持ちさせる工夫の一つとして、ちくわやかまぼこ、はんぺん、さつま揚げ、魚肉ソーセージなどの魚肉ねり製品があります。
昔は、小さなお店の裏で手作りされていて表のショーケースに並べて売られていました。

ですが、今では工業製品化されて、大規模生産される食品になってしまいました。
一度に大量に作れると言うことは、一度にたくさん売れる場所に輸送する必要があります。
工場から輸送するには、どうしても時間がかかるので長持ちするように作らないといけません。

長持ちさせるには、保存料が使われます。
魚肉ねり製品に最も多く含まれるのが、ソルビン酸と安息香酸ナトリウムです。
これらが保存料として使われる理由は、微生物の働きを抑えてくれるからです。

微生物が働かなくなる、または死滅してしまう為に腐りにくくなります。
その結果、食品に保存期間が長くなります。

しかし、微生物の働きを抑える保存料が果たして人間の体内に入ったら一体どんなことが起こるのでしょうか。

近年、腸が人間の健康の要であることが知られるようになっています。
私たちの腸には、腸内細菌がたくさん存在しています。
腸内細菌には、善玉菌、悪玉菌、日和見菌がいて一定のバランスを保っています。

保存料が腸に入ってくると腸内で必要な菌の働きが抑えられたり細菌叢のバランスが崩れてしまう可能性ももしかしたらあるかもしれません。
もし、これによって健康な状態が崩れてしまう可能性も決してないとは言えないと言うことです。

コンビニのおでんの汁は保存料がたっぷりかも

魚肉製品を使っている代表的なメニューにおでんがあります。
仕入れ先がはっきりと分かっている、ちゃんとしたおでん屋さんなら問題はないと思いますが。問題なのはコンビニのおでんかもしれません。

コンビニのおでんの汁には、魚肉製品から染み出した保存料をはじめとする食品添加物が溶け出している可能性があります。

魚肉製品に含まれているソルビン酸と安息香酸ナトリウムと言った保存料などは、煮たり焼いたりすると化学変化によって性質が変わっているかもしれません。
特に魚肉ねり製品には、何種類もの食品添加物が含まれています。

物質は加熱すると化学変化が起こりますが、食品添加物でも同じように起こるのではないでしょうか。
様々な食品添加物が混ざり合って加熱されることで化学変化を起こしているかもしれません。
これがコンビニのおでんの容器の中で起こっているのではないでしょうか。

コンビニおでんの具材は種類が多く、それぞれの材料に含まれている化学物質は量が多いことでしょう。
おでんの汁は、たくさんの食品添加物が溶け出し加熱によって性質が変わっているのかもしれません。
実際、コンビニの容器の中でどのような変化が起きてどんな物質が溶け出しているのかは誰も調査も確認もしていないのではないでしょうか。

かまぼこは消費期限が短い

かまごこ

かまごこは、日持ちするので駅弁などのお弁当などにもよく使われています。
かまごこは生の魚よりもずっと長持ちをするイメージがあるかと思います。
しかし、本来かまごこは消費期限が意外と短いのです。

スーパーや安いお弁当に使われているかまぼこは、なぜ長持ちをするのでしょうか。
それは保存料などの食品添加物のおかげです。

かまぼこには、ソルビン酸などの保存料の他にもリン酸塩、変色防止や粘り気の調整などに使われているポリリン酸ナトリウム、調味料や酸味料として使われる酢酸ナトリウムなどもあります。

そして、これらは一括表示に含まれるので調味料、酸味料などとしか表示されません。
なので何が使われているのかは分からないのです。

魚肉ねり製品の原材料を見れば、一目瞭然で調味料(アミノ酸等)と書かれています。
アミノ酸と表示していいのは、56種類もの化学物質が含まれています。
一括表示で調味料(アミノ酸等)と記載されている場合、56種類のうち何種類入れてもいいことにもなっています。

また香料も含まれています。
香料には、天然香料と合成香料があります。
天然香料基源物質リストだけでも600程度あり合成香味料に関しては、132品目と18の類に分類されています。
これでも一括表示にすれば、香料のみで表示できてしまいます。

かまぼこのキレイな紅色の色付けは食品添加物によるものです。
赤い部分には赤い合成着色料が使われています。

あと加工でんぷんと言うのも使われています。
でんぷんは、じゃがいもなどに含まれている植物性の炭水化物のことです。

加工でんぷんと言うとでんぷんを加工した自然に近い物と言うイメージを持つかもしれませんが、実際はそうではないようです。

実際は、天然のでんぷんに色々な化学物質を混ぜ合わせて作られた合成化合物になっています。
加工でんぷんは、一括表示できる添加物ではありませんが、色々な種類をどれだけ使用しても加工でんぷんとさえ表示すればOKと言うことになっています。
私たちは、どのくらい添加されているのか分からないと言うことです。

信用できる?「保存料は使用していません」

中には、保存料は使用していませんと書かれている魚肉ねり製品もあるかと思います。
果たしてこれは本当なのでしょうか。
保存料を使わずに長持ちをする魚肉ねり製品を作ることが可能なのでしょうか。

保存料を使用していませんと表示できるのも、一括表示が関係しています。
例えば、調味料(アミノ酸等)と一括表示した場合、複数の化学物質が含まれています。
この中には保存料と同じ働きをしてくれる物質も含まれていると考えられます。
メーカー側は、これは調味料として使っているので保存料として使っているのではありませんと言えてしまいます。

調味料にもなって保存料にもなる物質があると言うことではないでしょうか。
一括表示を隠れ蓑にしていると思えてしまいます。

また、加工助剤と言う表示ルールもありますが、これにも注意が必要です。
加工助剤とは文字通り食品を加工する時に何らかの助けになる物を言います。

加工助剤は、食品添加物でも条件のいずれかに合えば、その表示を省略することが可能です。
厚生労働省によるとその条件は下記になります。

一、最終的に食品として完成される前に除去される物
二、その食品に通常含まれる成分に変えられ、その量を明らかに増加させる物ではない物
三、食品に含まれる量が少なく、その成分による影響を食品に及ぼさない物

例えば、リン酸塩も加工助剤となることがあります。
リン酸塩は、粘着剤として、また乳化剤として、保存料としても役立ち便利で使いやすい物質になります。

ですのでリン酸塩は、あらゆるところでたくさん使われているのですが、加工助剤として使われてしまえば、リン酸塩が使われているかは消費者には分かりません。

これの何が問題なのかと言うと、万一何らかの病気になってしまった時に一体何が原因なのか分からないままになってしまうのです。

リン酸塩は、過剰に摂取してしまうとミネラル不足になってしまうことがあるので骨粗鬆症を引き起こしてしまうこともあります。
もし、骨粗鬆症がリン酸塩の過剰摂取によってなってしまったのであれば、対策もできたとも考えることができます。

リン酸塩がどれほど使用されているのか分からないと原因も分からないままになってしまい何をすればいいのかも分からなくなってしまうかもしれません。

添加物を高温で揚げると酸化する

さつま揚げなども大量に食べるのは避けた方が良い食品かもしれません。
食品添加物が使われているのはもちろんですが、さらに高温の油で揚げているからです。

食品添加物を高温の油で揚げることでどのような化学変化が起こっているのかは分かりません。
さつま揚げの中身が、どのように変化し、その安全性がどうなているのかは誰も調査もしていないのではないでしょうか。

また、時間が経過した揚げ物は、酸化も進んでしまいます。
酸化した油を体内に取り入れること自体、身体にとって良くはありませんのでなるべく避けた方が良いかと思います。

かずのこの黄金色はオキシドールによるもの

かずのこ

かずのこは、魚肉ねり製品ではないですが、お節料理に使われている要注意食材についても説明をさせて頂きます。

塩抜きする前のかずのこは、長持ちするいわば保存食です。
旬である秋に塩漬けされたかずのこは、お正月に食べられるように日持ちの計算がされています。

良い食材を使い、塩漬けする手間をかけて保存されているので、高価な食材だったのですが、近年では回転ずしなどでも手軽に食べることができます。

なぜこんなに身近な存在になったのでしょうか。
それは、漂白剤と殺菌剤として過酸化水素が使われているからです。

過酸化水素は、以前魚肉ねり製品にもかなり使われていました。
ですが、強力な発がん性物質であることが分かり国際的にも添加物として使用すべきではないとされました。
日本でも魚肉ねり製品に対しての使用は禁止になっています。

ですが、過酸化水素を使っている食品がかずのこなのです。
かずのこはもともと、薄茶色をしていますが、私たちが見かけるのは黄金色をしているのではないでしょうか。
これは、過酸化水素で漂白されているからなのです。

かずのこに関しては、キレイに見えるように漂白する為の添加物が過酸化水素しかなかったのです。
厚生労働省は、食品として完成する前に過酸化水素が残らないように分解するか、除去することを条件に使用を認めています。

過酸化水素が残らなければ、使用をして良いと言うことです。
ですが、かずのこに本当に過酸化水素が一切残っていないかどうかは実際は分からないのではないでしょうか。
いくら分解して除去するにしても、一度でも過酸化水素で漂白をした食品を口にいれて果たして大丈夫なのでしょうか。

実際に食品添加物を一切取らないようにするのは不可能です。
なるべく摂らないようにした方が良いかとは思いますが、あまり気にし過ぎてしまうと何も食べられなくなってしまいます。
最終的には、消費者一人一人の選択にゆだねられると言うことです。
不安であれば手を出さなければいいですし、正月にはかずのこは欠かせないと思うのであれば食べれば良いかと思います。

参考書籍⇒本当は怖い!こんな長持ち食品