食品添加物の力によって古米を新米のように見せることができる、PH調整剤によって長持ちする
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コンビニのおにぎりを水に浸けると油が浮いてくる
おにぎりは、日本人にとって非常になじみのある食べ物です。
ですが、近年ではお母さんが素手で握ったおにぎりに抵抗があって食べることができないと言う子供がいるみたいです。
おにぎりは、手で握るからおにぎりなのですが、ラップにくるんでから握った物じゃないと食べられないそうです。
どんなに手を洗い清潔にしても私たちの手には常在菌がいるので無菌はあり得ません。
少し神経質になり過ぎではないでしょうか。
昔は、当たり前のことだったはずですが、今ではそれを敬遠する人が多いようです。
でも、そんな人でもコンビニのおにぎりなら食べられるみたいです。
これも不思議な話ですが、家庭の台所で作られた物よりも工場でどのように作っているかも分からない物の方が衛生的だから信頼できると言うことなのでしょうか。
今は、大人も含めて食べ物に対する判断基準が変わってきていて狂ってきているとも言えます。
実際にコンビニのおにぎりは、手作りの物よりも圧倒的に腐りにくいです。
では、なぜ腐りにくくなっているのでしょうか。
それは、お米を炊く際に色々な物が加えられているからなのです。
コンビニのおにぎりを水に浸けていると油が浮いてきます。
油が入っていると言うことですが、同時に油を乳化させる為に乳化剤も入っています。
これはコンビニのお弁当のご飯に使われているお米も同じです。
また、使われているお米自体も劣悪な物である場合が多いです。
それを良く見せる為に精米改良剤と言う薬剤が入っています。
精米改良剤は、質の悪い古米にツヤをつけたり、硬度を高めて精米の時に割れるのを防いだり、古米の特有の匂いを消したりして、あたかも新米のように見せる為に使われています。
精米改良材に使われているプロピレグリンコールは、化粧品の保湿剤などにも使われている科学薬品ですが、加工剤として使われているので表示する義務はありません。
ツヤツヤしたお米を重視する為に、このようなことが行われていると言うことなのです。
安いおにぎりやお弁当には輸入米が使われているのかもしれない

お米は日本人にとってとても大切な物で収穫される地域や季節によって味が違います。
ですが、コンビニのおにぎりのような画一化されたお米ばかり食べていると、お米の良し悪しの評価ができなくなってしまいます。
そうなると、お米なら何でも良い、安ければ安いほど良い、長持ちするほど良い、と考える人が当然出てきます。
その結果、安くて長持ちするなら輸入米で良いと考える企業が増えてくることでしょう。
実際に輸入米の量はどんどん増加傾向にあります。
中国から安いお米がどんどん輸入され、激安弁当や激安の飲食店などに使われているのです。
さらには、大量生産されて袋詰めになっているおせんべいなどの米菓、これらの原料も多くは中国産のお米を使っているのではないでしょうか。
中国は水が汚染されていたり、土が重金属で汚染されていたりすると言う事実もあるので中国産には気を付けた方が良いかと思います。
中国産が全て悪いと言うわけではないと思いますが、そのような土壌で栽培されたお米が輸入されていることは知っておいた方が良いでしょう。
現に中国の富裕層の人たちは、自国で生産された農作物を敬遠するとも言います。
また、中国米は独自に遺伝子組み換えがされている可能性もあります。
遺伝子組み換えの作物は、害虫を殺す毒素を持っているので殺虫剤が不要になって農家にとってもありがたい存在になります。
抜き打ちで検査される為、このようなお米が日本に入ってくることは考えにくいとは思います。
ですが、このような可能性のあるお米を使って作られたおにぎりやお弁当を安いから、長持ちするからと言う理由で買ってしまうことにもう少し慎重になった方が良いのかもしれません。
おにぎりに使われるPH調整剤
コンビニのおにぎりが長持ちするのはPH調整剤のお陰です。
PHとは、酸性とアルカリ性の程度を示す値です。
食品には、それぞれ適したPHの範囲があり、その範囲を保つ為にPH調整剤が使われています。
PH調整剤は、防腐剤とほとんど同じ働きをしているのですが、防腐剤とは表示されません。
あくまでPH調整剤として表示されます。
使う側からすれば使い勝手の良い食品添加物とも言えます。
PH調整剤として一括表示が許されているのは、34種類ありますが、何種類使ってもPH調整剤としか表示されません。
PH調整剤は、ありとあらゆる加工食品に使われています。
PHの数値は、0~14まであり、0に近ければ酸性、14に近ければアルカリ性になります。
食品に関しては、やや酸性に傾く弱酸性くらいが、味や健康面から望ましいとされています。
しかし、コンビニのおにぎりなどの場合、それよりもやや酸性が強く4~5に保たれているようです。
これによってより長持ちさせることが可能になります。
コンビニのおにぎりと家庭で作ったおにぎりを食べ比べてみてください。
コンビニの方が少し酸っぱいと感じませんか。
これは酸性に傾いているからなのです。
PH調整剤で最もよく使われているのが、リン酸塩です。
リン酸塩は、摂り過ぎてしまうとカルシウムの排出を促してしまい骨粗鬆症になるリスクを高めてしまう可能性があります。
さらには抑うつ症状や集中力の低下など、メンタルにも悪影響があるとも言われてもいます。
なのであまり食べ過ぎないようにした方が良いかとは思います。
合成保存料不使用はウソではないが、PH調整剤が使われている
PH調整剤は防腐剤代わりにもなります。
ソルビン酸カリウムは、かつて合成保存料として多く使用されていました。
近年は発がん性が高いと言われるようになり、ソルビン酸類を使用している食品は減少傾向にあります。
しかし、メーカー側としては「合成保存料を使わないと腐ってしまう」「食品を長持ちさせないと販売のチャンスを逃してしまう」と言う現実があることでしょう。
では一体どうすればいいのか、そこで登場したのがPH調整剤です。
その為、PH調整剤が多く使われるようになったのです。
合成保存料不使用と謳っている食品は、いかにも安全性が高いように感じますが、ソルビン酸カルシウムの代わりにPH調整剤を使用しているだけと言うことになっている状態です。
もちろんソルビン酸カルシウムよりPH調整剤の方が危険性は低いと思いますが、絶対に安全と言うわけでは決してありませんので、摂り過ぎないようにやはりするべきかと思います。
売れなかった弁当を食べていた養豚業者の話
ある養豚業者の話があります。
その養豚場業者は、豚の飼料のコストを下げる為に、近所のコンビニから廃棄するお弁当などを譲ってもらい餌として与えていました。
すると数ヶ月後、異常な確率で死産や奇形が増えてきたそうです。
養豚業者は、これによりコンビニ弁当の餌をやめました。
すると、数ヶ月経過すると異常事態はなくなったそうです。
ですが、この時のショックを受けてその養豚業者は養豚業を廃業してしまったそうです。
もちろん豚だけに起こったことかもしれませんし、人間にも同じようなことが起こるとは限りません。
tただ、このような可能性があると言うことを念頭に置いておく必要があるのではないでしょうか。
参考書籍⇒本当は怖い!こんな長持ち食品