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新陳代謝などを維持するオートファジー|16時間断食はオートファジーを利用した健康法

オートファジーの仕組み

オートファジー(自食作用)とは、自分を食べるという意味のギリシャ語を組み合わせた造語になります。
細胞内の老廃物や損傷した細胞成分を分解して再利用する機能のことです。
細胞内における新陳代謝など機能維持の為重要な役割を担っています。

オートファジーが誘導される初めの段階は、不要物の取り組みです。
細胞内で不要になったタンパク質や核、ミトコンドリアなど細胞小器官を特定します。
それを包み込む隔離膜が出現して、一時的に不要物を保管する場所として包み込む袋を作ります。
包み込む袋をオートファゴソームと言います。
不要物を取り込んだら次は不要物を分解します。
不要物を保管するオートファゴソームは、リソソームという器官と融合します。
リソソームには、分解酵素が含まれているので不要物が分解されていきます。

そして、不要物を再利用します。
分解された不要物はアミノ酸となりタンパク質の合成やエネルギーの供給に再利用されて細胞恒常性を維持しています。
細胞内に不要物が溜まると細胞の機能が損なわれて老化が進む可能性があります。
私たちの身体はオートファジーを通じて健康な状態を保っているのです。

16時間断食健康法

女性ストレッチ

近年話題なっている16時間断食健康法というものがあります。
これはオートファジーを活用した方法で、16時間食事をとらないで残りの8時間で食事をします。
空腹が続くと身体が軽い飢餓状態となります。
飢餓状態になると細胞内のタンパク質が分解されオートファジーの機能が活性化すると言われています。

私たちの身体は、細胞内の不要物を分解し新しい物を作り変えることで、細胞の中身が入れ替わって細胞の恒常性を維持しています。
この働きが起こらないと細胞機能に支障をきたし、細胞老化や疾患などを引き起こす恐れがあります。
脂質や糖質の過剰摂取など乱れた食生活では、オートファジーの機能は低下し脂肪肝や糖尿病などの疾患に繋がりやすくなると言われています。

16時間断食のメリットとしては、免疫機能や消化機能の向上があります。
食事の時間が空くことで胃腸を休ませることができます。
これによって臓器の働きが正常かして腸内環境の改善、免疫機能の向上が期待できるとされています。
臓器への負担が回復されるので消化機能の向上にも繋がります。

また、オートファジーを活性化させることで体内の老廃物の排出が優位になって、老化の抑制にも繋がります。

16時間断食は良いことばかりではありません。
もちろんデメリットもあります。
16時間にわたる長時間断食になるので、当然空腹が辛く暴飲暴食になりやすくなります。
初めて行う人にとっては食欲との戦いになると言えます。
ストレスが溜まり精神的にイライラして落ち着きがなくなってしまうことがあります。

また、断食終了後に暴飲暴食してしまうだけでなく、食後血糖値の急上昇から血糖値の乱れに繋がります。
16時間断食を毎日長期間行うことが果たして身体に良いのかどうかはよく分かりません。
月に1回などたまに行う程度であれば、身体にとって良いのではないかと思います。

オートファジーは加齢で活性低下

悩むイメージ

オートファジーの働きは加齢に伴って低下していきます。
60歳を超えると急速に働きが低下すると言われています。
オートファジーの活性を高めるには、日々の食事で食べ過ぎない腹7~8分目、7~8時間の睡眠、適度な運動を心掛けて生活をすることが大切とされています。

また、ブドウや赤ワインに含まれているポリオールであるレスベラトロールや鮭やイクラに含まれるアスタキサンチンは、オートファジーを活性化させると言われています。

オートファジーを活性化させる為には、これらの食品を意識してみると良いのではないでしょうか。

オートファジーを活用した16時間断食健康法は、摂取エネルギー量を減らして消化器官を休め体内循環を正常にする目的があります。
この食事法は、オートファジーダイエットと言われることがありますが、オートファジー自体にはダイエット効果はありません。
なので、この食事法をしてもダイエット効果を感じられない可能性があります。
行う場合は、自分の身体と相談して断食の時間を徐々に伸ばしていくなど無理のない範囲から始めるようにしてみましょう。