ストレスで自律神経が乱れると様々な症状が出る、胃腸が痛い、白髪、脱毛、じんましん

自律神経失調症はストレスが原因

ストレスによって自律神経のバランスが乱れることがあります。
自律神経が乱れると、身体がだるい、疲れが取れない、胃が痛い、食欲がない、肩が重いなど様々な症状を引き起こしてしまいます。
病院に行っても病名がつかないことがあり、自律神経失調症や心身症と言われたりします。

自律神経失調症は、理性を司っている大脳皮質と恐怖や怒りなどの情動を司っている大脳辺縁系が対立することによって交感神経と副交感神経のバランスが崩れて起こります。

例えば、仕事が忙しくて休みたいのに休めない場合、本心では激怒をしているのに平謝りする為ストレスとなります。

このようなストレス状態が続くと脳は自律神経のコントロールが上手くできなくなってしまい自律神経失調症が起こります。

自律神経失調症と心身症

自律神経失調症は、検査をしても臓器や組織に病気がなくて、うつ病やパニック状態などの心の病気もない状態を指します。
自律神経失調症は、特定の病名ではなくて様々な症状の総称を言います。
要因は、精神的なストレスだけでなくて寒暖の変化などの物理的ストレス、不規則な生活、加齢などがあります。

心身症は、自律神経失調症の一部に含まれています。
精神的なストレスのみが要因で身体の症状をきたすものを指します。
特定の部位に強い症状がある場合は、病名がつくことがあります。

胃・十二指腸潰瘍、過敏性腸症候群、片頭痛、メニエール病などがあります。
これらはストレスによって自律神経が乱れて様々な症状が出ているのです。

胃腸が痛くなる

お腹を押さえる女性

胃や腸などの消化器官は粘膜でできているのでストレスの影響を受けやすい臓器になります。
代表的なのが、胃・十二指腸潰瘍、過敏性腸症候群、神経性嘔吐症です。

胃十二指腸潰瘍は、胃や十二指腸の粘膜がただれたり、えぐれたりしている状態を言います。
お腹の上、みぞおちが空腹時に痛むことが多いです。

胸やけやげっぷ、悪化すると吐血や下血を起こします。
ストレスを受けると交感神経が刺激されて血管を収縮させるので胃の粘膜の血流が悪くなります。
血流が悪くなることで胃の粘膜が弱くなって胃の粘膜を守っている胃粘液の分泌も悪くなります。

その後に副交感神経が強くなると胃酸の分泌が増えて、弱った胃の粘膜が損傷したり、潰瘍ができたりします。
ピロリ菌に感染していると胃潰瘍の発症リスクが高まると言われています。

暴飲暴食や鎮痛剤などがきっかけで潰瘍ができる場合がありますが、これらは一般的な疾患とされています。

過敏性腸症候群

過敏性腸症候群は、IBSとも呼ばれています。
不安や緊張などの精神的なストレスによって下痢や便秘を繰り返して腹痛を起こします。
病院で診てもらっても特に異常は認められません。
先進国の20~40代の若い人に多く発症していて、便秘型、下痢型、混合型の三つのタイプに分けられます。

便秘型は、ストレスで交感神経が強く働くことによって大腸の蠕動運動が鈍くなって、便が大腸内に長時間溜まることで水分が必要以上に吸収されて便秘を引き起こしてしまいます。

下痢型は、交感神経が強く働き、それを抑えようと副交感神経が一気には働くことで起こります。
副交感神経が強く働くと大腸の蠕動運動が活発になり過ぎてしまい、便の大腸内に溜まる時間が短くなり水分の吸収が十分にされないので下痢を引き起こします。

混合型は、便秘と下痢の症状を繰り返します。

神経性嘔吐症

神経性嘔吐症は、検査をしても異常がないのに頻繁に嘔吐や吐き気が起こる症状です。
特徴は、嘔吐をした後はすっきりとしいて下痢や腹痛などがありません。
ストレスによって交感神経が脳の延髄にある嘔吐中枢に伝わって嘔吐を引き起こしていると考えられています。
特に子供に多く見られます。

成長段階にある子供は、延髄が完全に発達していないので、少しの刺激でも嘔吐中枢に伝わってしまいます。
例えば、苦手な食べ物が飲み込めずに嘔吐をした場合、次に同じ食べ物を見た時に反射的に嘔吐してしまうことがあります。
これは、様々な記憶が嘔吐中枢を刺激しているからです。

胃腸に問題があるわけではないですが、嘔吐が続いてしまうと胃や食道が荒れて逆流性食道炎になってしまうこともあります。

白髪、円形脱毛症

頭皮を気にする女性

ストレスによって交感神経が刺激されると末梢血管が収縮して血流が悪くなります。
頭皮に影響が出た場合、白髪が増えたり円形脱毛症になったりすることがあります。

黒髪は毛根にある色素細胞(メラノサイト)によって作られたメラニン色素によって黒くなっています。
白髪になるのは色素細胞の働きが弱くなることによって起こります。

ストレスによって毛根の血管が収縮して色素細胞の働きが低下すると白髪が増えることがあります。

円形脱毛症は、毛根の血管が収縮することで、毛母細胞と言う髪の毛を伸ばす細胞の機能が低下して髪の毛の成長を阻害してしまい髪の毛が抜けてしまいます。

また、円形脱毛症は自己免疫疾患とも言われています。
免疫細胞が毛母細胞を異物として認識して攻撃してしまうことで髪の毛が抜け落ちてしまいます。

免疫細胞の誤作動は自律神経の乱れによって起こることがあります。

じんましん

じんましんは、皮膚の一部が我慢できないほどのかゆみを伴う発疹です。
急性の場合は、数時間から半日程度で消えますが、慢性になるとかゆみが出たり弱まったりを繰り返す状態が1ヶ月以上続きます。

じんましんは、アレルギーや疲労、日光、寒冷など様々な要因で起こるとされていますが、ストレスによっても引き起こされます。

ストレスによって交感神経が強く刺激され、それを抑える為に副交感神経が働きます。
副交感神経の伝達物質であるアセチルコリンが刺激物となって皮膚の浅いところにある肥満細胞と言う細胞を刺激します。
肥満細胞は刺激されるヒスタミンを分泌します。
このヒスタミンによってかゆみを引き起こします。

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