欧米的な食事は素晴らしいと言う洗脳、日常に溢れている超加工食品

欧米は素晴らしいと言うテレビによる洗脳

戦後、家庭に入ってきたテレビをつければ、そこには見たことがないテーブルと食器、大きな車に乗っている欧米人が映し出されていました。
まるで夢のような生活をしている、それがアメリカのテレビドラマでした。
そんな中で私たちは少しずつ洗脳をされて言ったと言えるのではないでしょうか。

当時、貧しかった日本人が豊かな生活に憧れるのは無理もないことだと思います。
あんな風になりたい、アメリカ的な生活をしたい、アメリカ的な食事は素晴らしい

そして、お米を食べるとバカになるとまで言われるようになっていきました。
今なら誰も信じないことだと思いますが、当時はお米を食べている日本人とパンを食べているアメリカ人の生活レベルがあまりにも違いました。
アメリカ人は素晴らしいと思ってしまえば食事もマネをしたくなるのではないでしょうか。
自分の憧れている人のマネをしたくなるのが人の心理です。

朝はトーストとコーヒー、贅沢にハムエッグもつけてとなってしまうのです。
つい最近まで卵かけご飯を食べていた子供が「ハムエッグを食べたい」に変わってしまうのです。

当時の厚生労働省は、栄養改善普及運動の中で、欧米型の食生活を推奨していました。
ですが、日本がアメリカのようになりたいと思っていた1960年代の半ばから後半にかけて、アメリカでは今で言う生活習慣病が蔓延し始めていました。
結果的に、アメリカでは今の食生活はダメだと言うことになり、国民に対して食生活の改善を求め始めました。

1980年代から1990年くらいにかけて、日本人とアメリカ人の野菜の摂取量は逆転していきます。
それまでは日本人の方がずっと多かったのですが、アメリカ人に抜かれてしまったのです。
今ではその差は、さらに開いているようです。

1980年代からは日本でも今で言う生活習慣病が目立つようになっていきました。
当時は、生活習慣病ではなくて成人病と言われていました。

生活習慣病が増えてきたのをきっかけに農林水産省が日本型食生活を推奨し始めます。
当時の厚生労働省は、それまで栄養改善普及運動で欧米型の食事を推奨していたので今さら前言撤回できなかったのでしょう。

ですが、もう時すでに遅しでした。
アメリカから大量に輸入品は入ってきていますし、今さら元に戻せる状態ではなかったのです。
そして、現在に至るまでこの状態が続いています。

食べ物は工場で作られるようになった

食事の問題の本質は一体どこにあるのかと言うと食品の工業化ではないでしょうか。
小麦や牛乳などその物ではなくて、工業製品として小麦粉を作り、工業製品として乳を粉末化し、それを料理に使うようになってしまったことです。
大量に食品を生産して、大量に販売をして、多大な利益を得ると言うスタイルが定着しました。

大量生産をして大量販売をすれば、流通もからんできます。
大量な食品を遠くに運ぶ時、腐ってしまうと困るので腐らない方法が生み出されていきました。
食品を長持ちさせる為には、様々な物を入れることになるのですが、果たしてこれが本当に良いことなのでしょうか。

日常は超加工食品で溢れている

食品売り場

超加工食品と言う言葉があり近年、問題視されています。

超加工食品とは、砂糖、人工甘味料、化学調味料、トランス脂肪酸を含んだ植物油脂を多く含み、保存料などの食品添加物を多く使用して、きっちりと包装されて長期保存できる食品のことです。

具体的には、大量生産される包装されたパン、炭酸飲料などの糖質を加えてある清涼飲料水、チキンナゲット、ミートボール、ハンバーグなどの肉加工品、即席めん、即席スープ、冷凍食品、レトルト食品、トランス脂肪酸や加工でんぷん、たん白加水分解物などを使用して作られたジャンクフードと言わる物があります。

コンビニやスーパーには、超加工食品と言われる物が溢れています。
フランスの国立保健医学研究所の調査によると超加工食品を食べている頻度や量が高くなればなるほどガンになるリスクも高くなるとされているようです。

そして、このガンのリスクは年齢や性別、運動量とは関係していません。
年齢や性別、運動をしようがしまいが関係なく超加工食品を食べている頻度や量に比例してガンになる確率が高くなると言うことなのです。

日本に限らず先進国と言われる国では超加工食品の摂取比率はどんどん高くなっています。
日本では2人に1人がガンになると言われていますが、超加工食品によって将来ガンになる人がさらに増えてくる可能性があるかもしれません。

まっとうな技術向上や昔ながらの工夫によって適切な保存期間が設けられている加工食品もあります。
ですが、健康面での不安がある超加工食品もあり、両方が混在している状態です。
今までの常識では考えられないくらい長期間、保存が可能な食品がコンビニやスーパーに溢れているのです。

健康を意識している人は、加工食品を食べ過ぎないようにすると良いかと思います。

長持ちさせても食品ロスは減らない

そもそもそんなに食品を長持ちさせる必要があるのでしょうか。
私たちが賞味期限や消費期限を目安にするのは間違ってはいません。
ですが、こうした数字ばかりに頼ってしまうことで弊害を生んでいます。

食品が長持ちするようになったのは、冷蔵庫の力もありますが、それだけではありません。
異常なまでに長期保存が可能な食品に疑問を感じなくてはいけないのではないでしょうか。

食品が長持ちするようになったことは便利なことで、もちろんありがたいことです。
食品を捨てないで済むと言うメリットもあると思います。
ですが、もし長持ちすることが本当に良いことであればこれほど食品のゴミは出ないのではないでしょうか。

食品ロスは大きな問題となっています。
日本の食品ゴミの総量は年間で2842トンもあります。
そのうち可食部分は646トンです。
kgではなくtです。これはいくらなんでも多過ぎではないでしょうか。

結局、食べられる物を捨てていると言うことでしょう。
どれだけ賞味期限や消費期限を長くしても冷蔵庫で保存できるようになったとしても私たちは毎日とんでもない量の食品を捨てているのが事実です。

食品が長持ちするようになったから食品を大事にするようになったと言うわけではないのです。
長持ちさせることによって無駄な食品を増やしているだけに過ぎないと言えるのではないのでしょうか。
結局は、食べ物を無駄にすることをやめれないのであれば、問題は他にあると言うことではないのでしょうか。

食品は長持ちさせ過ぎない方が私たちは気を付けて食べるようになるのでその方が良いのではないでしょうか。

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