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副腎と老化

副腎ケアは米国抗加齢医学会の常識、副腎ケアのステップ4つ

アメリカ抗加齢医学会では副腎ケアは当たり前

日本で副腎はあまり注目をされていませせんが、アメリカの抗加齢医学会はもちろんヨーロッパでも注目されています。
あらゆる病気や症状を治療する時には、まず副腎ケアをすることは常識となっていて副腎ケアが大前提となっています。
様々な病気や不快症状がある人に共通しているのは、体内に炎症や炎症を起こす要素である火種があるということです。
その人にどんな火種があるのかを見て、その火種を取り除いて副腎の負担を減らしながら炎症を治療していきます。
日本の医療では、この火種を取り除くという治療を残念ながらほとんど行っていないのです。
炎症を引き起こす火種を減らして副腎が手いっぱいな状態から脱しない限り根本治療にはならないのかもしれません。

副腎が疲労しているかどうかは健康診断で分かりません。
ホルモン値は相対的なものになるので、その人にとっての適量値があります。
人それぞれ適正値が異なるのですが、病院で検査をしてもその多くが基準値内に収まってしまうので治療の対象にはなりません。
このようなことから副腎の機能低下に気が付くことがありません。

そして、症状を悪化させてしまっている人が増えているのではないでしょうか。
副腎はとても重要な臓器になります。
身体の様々な不調や症状に苦しんでいる人は、今日からでも副腎ケアをしてみてはどうでしょうか。

副腎ケアのステップ4つ

深呼吸している女性

病気や身体の様々な不調はもしかしたら副腎が原因かもしれません。
副腎ケアは、身体に毒を入れないことが大事で、副腎の疲れは自分で治すことが可能です。
そして、副腎ケアにはステップがあります。

ステップ1、腸の状態を整える

腸は食べ物の入り口です。
副腎で作られるホルモンは私たちの口から入る食べ物によって作られていると言えます。
その食べ物を消化して吸収されるところは腸になります。
まずは、腸を整えて食べた物をしっかりと消化、吸収させるようにしていきます。

ステップ2、肝臓の負担を減らす

肝臓は、重金属や化学物質などを解毒する臓器になります。
デトックスと言う言葉は医学用語ではありませんが、肝臓はいわゆるデトックス工場と言えるでしょう。
食べ物の中には、様々な重金属が含まれていたりもします。
肝臓が有害物質の解毒に追われてしまうとその分、負担が増えてしまいます。
なので有害物質が多い食事はなるべく避けて肝臓の負担を減らしてあげるようにします。
アルコールも有害物質になるので控えるようにします。

ステップ3、副腎をサポートする内分泌系を元気にする

副腎が元気になる栄養素を摂ってストレスの少ない生活を送るようにします。
栄養素はバランスが大切です。
五大栄養素である、炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルを過不足なく摂取することが大事になるかと思います。
するとコルチゾールをはじめとする全身のホルモンバランスが整っていきます。

ステップ4、細胞を元気にして脳を整える

副腎が元気になれば、体内の炎症も十分カバーできる余力ができてきます。
その結果、細胞が元気になってストレスにさらされた脳も安定していくことになります。

副腎ケアの基本は、身体に悪い物を入れないことです。
アルコールやタバコなどが代表的ですが、添加物もそうです。
ですが、現代社会で添加物を摂らないようにするのは不可能と言えます。
まるっきり摂らないのは無理なので加工食品を控えるなど、なるべく少なくするように心掛けると良いのではないでしょうか。
毎日の食生活に気を付けるだけで誰でも実践できますので、是非実践をしてみてはどうでしょうか。

ステロイドは本当に怖いのか

悩む女性

みなさんはステロイドと聞いてどんなイメージを持っているでしょうか。

多くの人は、ステロイドは良くない、使い過ぎると副作用が強いものなど良くないイメージを持っているのではないでしょうか。

実は、コルチゾールと言う炎症を抑えてくれるホルモンはステロイドホルモンの一つになります。
コルチゾールは、ストレスの元に駆けつけて炎症を抑えてくれる火消し役です。
人間にとってなくてはならないもので、コルチゾールが適量に分泌されていると免疫機能はバランスの良い状態に保たれます。

炎症を抑える火消し役のコルチゾールは、抗炎症薬のステロイドとして広く使われています。
ステロイドが怖いものと誤解されているのはステロイドを入れ過ぎてしまった時のことかと思います。
火事の現場でも火消しの水を入れ過ぎたらじゃばじゃばと水浸しになってしまいます。
これと同じようにステロイドを入れ過ぎてしまうとそれだけ免疫機能が落ちてしまい様々な悪さをしてしまうことになるのです。

怖いにはステロイドではなく、その量です。
よくアトピー性皮膚炎の患者さんでステロイドに頼ってばかりにいるといつまでたっても完治しないと言われることがあります。
もちろん火種を探して根本的な治療をしなければ完治はしないでしょう。
火種を消さなないままステロイドを増やす一方では弊害が出てしまうのは確かです。

ですが、今起きている炎症はステロイドで抑える必要があるので、その意味ではとても大きいかと思います。
重要なのは使い過ぎないようにして適量を使うことです。
ステロイドは上手く使えは、あなたにとってとても強い味方になってくれます。

参考書籍⇒アメリカ抗加齢医学会の新常識! 老化は「副腎」で止められた