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副腎と老化

細胞を元気にして脳を整え副腎ケアをしよう!ビタミンB群、Lカルニチン、オメガ3系脂肪酸、フィトケミカル

ビタミンB群とLカルニチンで細胞が元気になる

副腎ケアの最後のステップは細胞と脳になります。

副腎ケアは米国抗加齢医学会の常識、副腎ケアのステップ4つ

私たちの細胞は約60兆個あります。
私たちのエネルギーを作っているのは、細胞一つ一つにあるミトコンドリアです。

ミトコンドリアは、私たちのエネルギー生産工場になります。
酸素を使って摂取した糖質などの栄養素をエネルギーであるATPにすることで私たちは身体を動かしたり呼吸をしたり脳を働かせたりしています。
なのでミトコンドリアを活性化させれば細胞を元気にすることができます。

ミトコンドリアを活性化させるのに必要な栄養素はビタミンB群です。
それと羊や牛の赤身肉に多く含まれているLカルニチンです。
Lカルニチンは脂肪燃焼に良いと聞いたことがある人は多いかもしれません。
脂肪を燃焼させてエネルギーに変換するには、エネルギー生産サイクルであるクエン酸サイクルに運ばれる必要があります。
その運搬役をしているのがLカルニチンになります。

ビタミンB群は補酵素としてクエン酸サイクルを回していくのに必要な栄養素になります。
ビタミンB群とLカルニチンを摂取すると細胞を元気にしてくれるでしょう。

オメガ3系脂肪酸が細胞膜を安定させて不安を改善する

さんまn刺身

細胞や健康な細胞膜を作る為に欠かせない栄養素は、オメガ3系の脂肪酸と言われています。
近年では、いわゆる身体に良いとされる油への関心が集まっていることでしょう。
アマニ油やエゴマ油、シソ油、魚油などのオメガ3系脂肪酸を毎日の食事で取り入れていくと良いかと思います。
ですが、オメガ3系脂肪酸は、熱に弱く酸化しやすいので加熱調理には向いていません。
仕上げに振りかけるかドレッシングなどにして生で摂ると良いです。

また、細胞の活性化はもちろん、脳の状態を変えるのもオメガ3系脂肪酸が良いとされています。
脳と言えば前頭葉、大脳新皮質と呼ばれる部分が何かと注目されますが、副腎ケアから見るとその下にある大脳基底核のほうが重要と言えます。

大脳基底核は、爬虫類にもある原始的な脳です。
不安や恐怖などの原始的な感情を司る脳の核のような場所になります。
大脳基底核が安定していなければ、私たち人間は穏やかではいられなくなります。
抑うつ感や不安感などの感情は、精神的ストレスとなって副腎に負担をかけてしまいます。
不安やうつなどの症状を感じているのは、脳でも実は大脳基底核であることが多いです。
不安を取るのにもオメガ3系脂肪酸が役立ちます。
オメガ3系脂肪酸が足りていないと不安が増して大脳の深い部分で誤作動を起こしてしまいます。

また、ビタミンB群が足りない場合も大脳基底核で不安を感じやすくなります。
うつ病で一般的に処方されている抗うつ薬が効かない場合、オメガ3系脂肪酸やビタミンB群を補給してあげると改善することもあります。

そして、忘れてはいけないのがタンパク質です。
タンパク質は、細胞の材料になりホルモンの生成に関わっています。
脳の神経伝達物質であるセロトニンやメラトニンは、タンパク質から分泌されたアミノ酸であるトリプトファンから作られます。
セロトニンは精神安定に関わっていてメラトニンは睡眠ホルモンと言われています。
なのでこれらが不足してしまうと不安やうつに悩まされてしまいます。

豚肉や牛肉、魚介類、卵、大豆製品などを食べるように意識するとセロトニンを増やして抑うつ状態の改善や不安の解消に繋がっていきます。

腸は脳と密接な関係にある

腸

腸と脳は切ってもきれない関係にあります。
腸は第二の脳と言われるように実は、腸と脳は密接な関係にあります。
緊張をしたり、極度のストレスがかかるとお腹が痛くなったり下痢になったりした経験をしたことはありませんか。
近年では過敏性腸症候群も増えてきていますが、これもストレスと深く関わっています。

また、便秘になると気分が落ち込んだりイライラしたりします。
神経伝達物質であるセロトニンは精神の安定に働いていますが、セロトニンは脳で20%、腸で80%作られています。

セロトニンは、脳よりも腸のほうが圧倒的に生産量が多いのです。
ですので脳の問題と言える抑うつ症状を改善させるには、まず腸を整えることが先決になると言えます。

これまで脳には、血液脳関門と言うバリアがあり脳を守っているので血液を通じて脳に悪いものが入らないようにしているとされていました。
このことから同じセロトニンでも腸で作られたものは脳に作用しないとされてきました。

ですが、この血液脳関門は思ったよりも緩いのではないかと言う説が有力になってきました。
なので、腸で作られたセロトニンでも脳で共有されるとされています。
このように脳と腸の関係は重要と言えるのです。

近年の医学では「脳は腸から治す」と言う流れになっています。
腸を治すことで脳は落ち着いていきます。

ナトリウムとカリウムは天秤のようにバランスを取っている

ナトリウムとカリウムは、お互いに天秤のようにバランスをお取り合っています。
副腎が疲れ始めるとコルチゾールがより分泌されます。
この過程でナトリウムを吸収しその分、カリウムを排出しようとするのでカリウムが不足しがちになります。

副腎疲労によって副腎が疲れ切ってコルチゾールを分泌できない状態になってしまうと、ナトリウムを吸収できずに尿として排出されてしまいでナトリウム不足にもなってしまいます。
副腎疲労になるとナトリウムとカリウムのバランスが乱れがちになってしまうのです。
同じ人であっても時と場合によってナトリウム不足になったり、カリウム不足になったりするのが副腎疲労の人には多いのです。
このバランスを整える為にナトリウムもカリウムもバランスよく摂取するようにすると良いです。

ナトリウムは塩分になります。
意識しなくても摂りやすいかもしれませんが、摂取におススメなのが梅干しです。
ドクターストップがかかっている人でない限り適度な塩分は必要です。

梅干しはミネラルも豊富に含まれていますので朝食などに取り入れてみてはどうでしょうか。

ですが、減塩タイプのものには防腐剤などの添加物が入っているものが多いので、選ぶなら塩分濃度15%以上のものが良いかと思います。
まるごと1個食べてもかまいません。

カリウムの摂取には果物がおススメです。
果物には、果糖の他にビタミン、ミネラル、食物繊維、抗酸化物質も含まれています。

また、ホールフードと言って食材全体をそのまま食べることにより、様々な栄養が摂取できるメリットもあります。
もちろん、果物には農薬の問題もあります。
安全性がはっきりしているもの以外は皮を剥いて食べることを心掛けるようにすると良いかと思います。
糖質が気になる人は糖度の低い、甘くないものを選ぶと良いでしょう。

果物以外でカリウムを摂取するには昆布やひじきなどの海藻類、ニンニク、アボカド、納豆、サツマイモ、旬の野菜もおススメです。

カラフルな食事で副腎に良い食事になる

野菜

副腎をケアするには食生活が基本となります。
一体何を食べればいいのかと思ってしまうかもしれません。
食事に気を付けようとして反対に副腎を疲れさせてしまうこともあります。
何も難しく考えることはありません。

シンプルな方法としてカラフルな食事にすると言う方法があります。
色鮮やかな食事は、副腎にとっても良い食事になります。

アメリカのアンチエイジングの第一人者であるエリック・ブレイバーマン博士は、これをレインボーダイエットと名付けて提唱されています。

レインボーのように色鮮やかな食事をすれば、ビタミン、ミネラル、その他の抗酸化物質など微量栄養素を意識しなくても摂取することができるとのことです。
野菜や果物などの植物性色素には、フィトケミカルと呼ばれる天然の化学物質が含まれています。

フィトケミカル、もしくはファイトケミカルと言う言葉を一度は聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

フィトケミカルは、タンパク質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラル、食物繊維に続く栄養素とも言われています。

例えば、トマトのリコピン、玉ねぎやパセリのフラボノイド、ナスやブルーベリーのアントシアニン、パプリカや唐辛子のカプサンチン、ホウレン草やモロヘイヤのクロロフィルなどがあります。
まだ発見されていないフィトケミカルもある可能性ももちろんあります。

フィトケミカルには、強い抗酸化作用があり、体内の活性酸素を除去するだけでなく抗アレルギー作用や肝機能の保護、血糖の調整など、副腎はもちろん身体にとって良い働きをしてくれるとされています。

野菜は皮ごと、丸ごと食べるのが理想ですが、それが難しい場合は皮を剥いて食べてももちろん良いです。
丸ごと食べられるなら食べたほうがいいですが、それにこだわるよりも色々な種類の食材をおいしく食べるほうが大切です。

難しく考えずに1回の食事がカラフルになるようにしてみましょう。

アメリカでは、赤ならトマトや赤パプリカ、黄色は黄パプリカ、緑はレタスやホウレン草など一つ一つ説明をする必要があるようですが、日本人は食事を彩り良くすると言うのは感覚的に分かっているかと思います。

食事を作っていて赤やオレンジが足りなければトマトやニンジンを足す、緑が足りなかったら葉物野菜を足す、このようなことは日常的にも行っている人も多いのではないでしょうか。
毎日の献立やお弁当箱におかずを詰める時に少し彩りを意識してみてはどうでしょうか。
これだけでも違ってくるかと思います。

参考書籍⇒アメリカ抗加齢医学会の新常識! 老化は「副腎」で止められた