サプリメントには添加物が使われている!?配合量はメーカの目安量
目次
多くの添加物が使われているサプリメント
世の中のサプリメントには、実に多くの添加物が使われています。
こんなに添加物を使わなくてもいいのでは?と思うくらい入っている商品もあります。
1粒のカサを増やす為だけに増量剤が使われている物や1粒の半分以上が添加物で作られているサプリメントもあります。
劣悪な物であれば9割以上が添加物で作られていて、添加物の粒としか言えない物まであるのが現状です。
添加物を複数使用することでリスクも発生する可能性があります。
添加物の安全性は、個別使用で複数の物を同時に摂取した場合の安全性はよくわかっていません。
組み合わせによって有害な物質ができてしまうこともあるでしょう。
例えば、清涼飲料水に含まれるビタミンC(アスコルビン酸)は、保存料の安息香酸と反応すると有害な物質であるベンゼンが発生するリスクがあると指摘されています。
複数の添加物を使ったリスクについてはよく分かっていないので、気を付けた方が賢明かと思います。
ですが、添加物を使わずにサプリメントは作るのはとても困難です。
錠剤をまとめる為、機械の中をスムーズに流れやすくする為、苦みをカバーする為、形を整えやすくする為、保存する為など様々な目的で添加物を使わ必要があります。
ある程度の添加物はどうしても必要になってきます。
メーカーによっては無添加と謳っている所もあったりもしますが、実際に無添加でサプリメントを製造するのは無理です。
添加物を一切使わずに作ろうとすると、機械に粉が詰まったり、均一に充填できなかったり、固まらなかったり、吸湿で品質が劣化したりなどの問題が出てくるでしょう。
そもそも錠剤やカプセル自体も添加物です。
添加物を使わずにサプリメントを製造することは、不可能とは言いませんが非常に困難なことです。
どうしても最低限必要な添加物があります。
なので私たちは、なるべく不要な物は加えずに、できるだけ身体に害のない物を選ぶことが大事と言えます。
サプリメントを作る際に最低限必要な添加物
サプリメントを作る上では添加物は必ず使うと言っていいでしょう。
とは言ってもなるべく添加物は少ない方が良いです。
製造をする上で最低限必要な添加物があります。
粉の流動性を上げて、原料を均一に混ざりやすくして機械で詰まらなくする物
⇒ハードカプセル、タブレットの製造に必要な物
粉を固める物
⇒タブレットの製造に必要な物
カプセルの素材
⇒ゼラチン、グリセリン、セルロース、プルラン、HPMCなど
これ以外の物(増量剤、着色料、甘味料、香料、保存料など)は使わなくてもサプリメントを作ることは可能です。
技術のない工場で作る場合やサプリメントの素材のまずい味をごまかしたい、賞味期限を長くしてロスを減らしたいなどのメーカ側の思惑があると添加物をそれだけ使うことになります。
ドリンクタイプの物は合成甘味料が多い
ドリンクタイプの健康食品などには、合成甘味料が使われている物が多いです。
ドリンクタイプにするには、味を調える必要があり腐らせない工夫も必要です。
そこで本来は必要のない合成甘味料や香料、保存料などが使われやすくなります。
合成の人口甘味料にも色々ありますが、アスパルテーム、アセスルファムカリウム、スクラロースなどはあまりおススメできないかと思います。
身体への悪影響が懸念されるからです。
ブドウ糖や、糖アルコール、キシリトールはそれほど気にする必要はありません。
キシリトールに関しては、虫歯の予防に良いと言う報告もあります。
これらの甘味料で甘さを感じるには、それなりの量が必要になりますが、合成甘味料は少ない量で甘さを感じます。
作る側からしても少ない量で済むので都合が良いのではないでしょうか。
そう考えると消費者の健康を優先しているのか、コスト削減を優先しているのか、メーカーの本音が見えてくるのではないでしょうか。
配合量はメーカーの目標値でしかない
パッケージ表示にその成分がこの量入っていると記載されていたとしても実際に表示通り入っているとは限りません。
配合量は、あくまでメーカー側の目標値でしかない場合もあります。
パッケージにこれだけの量が入っていると記載されていると、その量入っていると思うかもしれませんが、実際表示通りの量入っていないことが多々あります。
栄養素の中には熱に弱い物もあるので高温や高圧がかかる製造法では栄養素が変性してしまう可能性もあります。
実際に入っている成分は、完成品を検査しないと分かりません。
また、サプリメントは食品なので開封してしまうと劣化してしまうのでどんどん栄養素はなくなっていくと考えられます。
サプリメントに含まれているビタミンやミネラルの量はマイナス20%~プラス50%くらいまでの測定誤差が許容範囲として設定されています。
測定した結果が表示よりも下回っていても何の問題もないのです。
メーカー側はしっかりと指示をして作らせているかもしれませんが、生産を委託されている工場から出来上がった製品にそれだけの量が含まれていないこともあります。
サプリメントは医薬品と違い生産管理がしっかりとしていません。
生産する工場をメーカーはどうやって選んでいるのか、製造方法に拘っているのか、最終製品の栄養分析を行っているのかなどはメーカーの両親や誠実さによってまちまちなのです。
輸入サプリメントはリスクが高い
現在は、簡単にネットで海外のサプリメントを誰でも購入することができます。
海外製の物を使っている人も多いのではないでしょうか。
中でもサプリメント大国であるアメリカ製の物が人気がありますが、海外製の物を使うリスクもありますので注意が必要です。
一般論として海外製の物は日本人設計になっていません。
アメリカ製のサプリメントは、アメリカ人向けに勢蔵された物です。
アメリカのサプリメントはパワフルな設計をしています。
アメリカ人は、日本人よりも身体も大きいですし、飲んで直ぐに元気が出るとか即効性を求めているのでしょう。
有効成分の量も多く粒も大きいです。
成分の含有量も多いのでそれを日本人が飲んだら栄養素の過剰摂取に繋がってしまうこともあります。
アメリカ製のサプリメントは、日本製と比べて1粒が大きいので飲みにくいと言ったこともあるでしょう。
これは差ほど問題ではありません。問題なのは添加物の量です。
大きいのは有効成分が多く入っているからと思うかもしれませんが、大きい分添加物も多いと考えた方が良いかと思います。
何が入っているかは、原料表示を確認しないといけませんがネット通販ではそれをしっかりと確認するのは難しいでしょうし、そもそも英語で分からないかと思います。
アメリカ製のサプリメントでももちろん良い製品はあるかと思いますが、日本にいながらそれを探すのは非常に困難なことです。
ネットや通販では、到底無理で不可能と言ってもいいのではないでしょうか。
海外のサプリメントは原料に何が使われているか分からないと言うリスクがあるのです。
英語が分かる方でも有効成分や添加物、その使用目的を正しく離開するのは難しいのではないでしょうか。
また、日本とは表示のルールも違う可能性があり表示義務がそもそもない場合もあるかもしれません。
それにもし何かあった場合、日本国内であればまだ責任追及が可能ですが、海を越えてしまったら責任追及も難しくなります。
こう考えると海外のサプリメントを使うのは、かなりリスクが高いと言えます。
参考書籍⇒サプリメントの正体