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内臓を休ませて健康を維持しよう|よく噛む、小食・断食を試してみよう

よく噛んで食べることと空腹を感じてみよう

健康を維持するには、ビタミンやミネラルなどの栄養素が欠かせません。
何を食べたのかがとても大切ですが、食事の内容以外にも食べ方も大切です。
それは、よく噛んで食べることと空腹の時間を作ることです。
食べるという行為は、上半身の様々な神経や器官が複雑に連動して成り立っています。
食べ物を目で確認をし、口に入れて噛むと唾液が分泌されて消化活動が始まります。

日本人の1回あたりの食事時間は戦前に比べて22分から11分に、噛む回数は1420回から620回になっているようです。
忙しく早く食事を済ませている人も多いかもしれませんが、早食いは身体にとって良くないことと言えます。
現代の食事は、昔と比べてやわらか過ぎるのも問題です。
よく噛んで食べるには、無意識によく噛める食事にすることが一番簡単かと思います。

もう一つ大切なのが空腹を感じることです。
飽食である現代の人たちは、食べ過ぎになりがちです。
空腹でもないのに何かを口にしていないでしょうか。
毎日食べ過ぎてしまうと消化活動を行う内臓に負担をかけてしまいます。
毎日何だか身体が重い、だるい、疲れる、疲れやすいなど感じているのであれば、断食をしてみると良いかもしれません
断食をすると内臓を休ませることになり身体のメンテナンスに時間を充てることができるからです。
質の高い少量の穀菜食をよく噛みながら食べて、たまに断食をする。
このサイクルが身に付けば、少食モードに自然になっていき脂肪や砂糖を食べたいという衝動も抑えられていきます。
結果、健康になっていきます。

噛む回数を増やそう

食事で噛む回数を増やすには、やわらかい食べ物ではなく噛み応えのある食べ物を選ぶと良いです。
白米よりも玄米、豆類や根菜などの野菜類は、繊維質が多いので自然と噛む回数を増やすことができます。
これらを意識して食べるようにしてみましょう。

食べ物を飲み物で流し込まないことも大切です。
味噌汁以外の汁物以外に飲み物が食卓にあるとよく噛まないで飲み物で流し込んでしまうことに繋がります。
流し込んでしまうクセがある人は、飲み物は食後にしてみましょう。

また、ながら食いはしないようにしましょう。
仕事をしながら、テレビを見ながらなど、意識が食事以外のことに向いた状態にあると噛むことに集中できなくなってしまうからです。
なのでながら食いはしないほうが良いかと思います。

よく噛めばやせるというフレッチャリズム4つのルールというのがあります。
アメリカの実業家ホレス・フレッチャーは、噛むことによる健康法フレッチャリズムを提唱した人です。
その4つのルールとは下記のことです。

・よく噛んで味わいながら食べる
・本当に空腹を感じた時だけ食べる
・新鮮なものをシンプルな調理法で食べる
・腹八分目になったら食べるのをやめる

生活習慣病に見舞われていた彼は、この健康法で体重100kgから1年あまりで25kgの減量に成功しました。
大好きだったジャンクフードや肉も食べなくなり健康的なダイエットを実現したのです。
健康的にやせたい人は一度試してみてはどうでしょうか。

少食と断食で身体をメンテナンス

背筋を伸ばす女性

少なく食べる習慣やまったく食べない習慣によって身体が大きく変化します。
空腹をしっかりと感じることは、負担をかけ過ぎていた内臓を休ませ細胞の修復を促進、長寿遺伝子のスイッチも入ると言われています。
身体がだるくて疲れやすい、いつも疲れているなど感じている人は、内臓が疲弊しているのかもしれませんので、断食を一度試してみると良いかもしれません。
しかし、水だけで断食を行うのは、反対に逆効果になる場合もあるので適切に取り組むことが大切です。

まずは、1日3食から2食にしてみてはどうでしょうか。
どの1食を減らしても良いですが、行いやすいのは朝食抜きかもしれません。
本来この時間は、体内のサイクルでは排泄の時間になり、食事をしないことで排泄機能が高まるとされています。
1日2食に慣れてきたら朝は軽く、夕食を抜く1日1.5食にしてみましょう。
夕食を抜くと就寝から翌朝までの長い時間空腹を保つことができます。
空腹に慣れると朝の目覚めがよくなり集中力も高まるということを感じる人もいるかもしれません。
たまには少食にする日を設けて内臓を休ませる時間を作ってみましょう。

また、断食も半年に1回などごくたまに行う程度で良いかと思います。
ですが、水だけの断食は逆効果になることもあるので、断食中もミネラルなどの身体のメンテナンスに不可欠な栄養素を摂るようにしましょう。
この場合は、サプリメントで摂るのが良いかもしれません。

飽食の現代、私たちはいつでも簡単に食べ物を手に入れることができます。
お腹が空いているわけではないのに何かしら口にしている人も多いのではないでしょうか。
毎日たくさん食べている人は内臓が疲弊していることで、だるい、疲れやすいなどの不調が出ているのかもしれません。
そんな人は、少食と断食をして内臓を休ませる時間を作ってみてはどうでしょうか。
身体の不調がなくなるかもしれません。