病気は薬が作る

薬による体内で起こる化学反応は誰にも分からない、新薬が良いとは限らない

薬による体内での化学反応は未知数

薬は、人工的な化学合成物質であり、薬効とは人工物である薬を体内に取り入れることで起こる化学反応のことです。
薬にオレンジやピンクなど色がついているのは合成着色料を使っているからです。

薬は、病気を治してくれると思っている人が多いかと思いますが、薬は毒にもなります。
体内に入ってきた薬は、どんな化学反応を起こしているのか実は誰にも分かりません。
処方した医師でも薬の専門家である薬剤師でもです。

一体これはどう言うことなのかと驚く人も多いでしょうが、これは当然のことなのです。
なぜなら人の身体は一人一人違いますし、身体の状態も日々変わっているからです。
なので同じ薬でもある人には問題がなくても、ある人には問題が出ることがあります。

また、これまで問題なかった薬がある日突然合わなくなると言うことも起こることがあります。
これらは実際に飲んでみないと分からないことです。

さらに、薬の飲み合わせによって起こる化学反応は変わりますし、これについては未知数と言っていいでしょう。

病院で薬を処方される時、1種類だけと言うことはあまりないのではないでしょうか。

例えば、風邪で病院に行った時、解熱鎮痛剤、それによる胃痛を抑える胃薬、咳があれば咳止めなど処方されたりします。
何か慢性症状があれば、ここに常用している薬が加わることになります。
慢性症状が多い高齢者になれば、常用している薬だけでも10種類以上飲んでいると言う人もザラにいます。
薬でお腹がいっぱいになってしまいやせてしまったと言う人も中にいたりします。

これって何かおかしいのではないでしょうか。

薬は実に様々な種類があります。
解熱剤や降圧剤と言っても様々あります。
色々な製薬会社の物がありますし、成分が少しずつ違ったりします。
なので処方される薬の数、組み合わせはどんどん増えていきます。

薬の種類だけでも膨大な数があります。
その組み合わせの可能性を考えるとまさに天文学的数字になってしまうと言えます。
これでは、全てを把握することは不可能と言っていいのではないでしょうか。

これが、医師にも薬剤師にも薬が起こす化学反応は誰にも分からないと言うことなのです。
実際に原因不明の症状で運ばれた患者さんに対して、いつも飲んでいる薬を全て中断して様子を見てみることがあります。
これは、薬による体内での化学反応を止めてみると言うことです。
その結果、原因不明の症状が治ったと言う現実が実際にあります。

人の身体は、一人一人異なり千差万別です。
そして、薬の種類が膨大であり、薬の組み合わせの可能性が未知数で誰にも分かりません。
つまり、薬を飲むことはほとんど賭けと言ってもいいのではないでしょうか。

薬は時には、毒にもなると言うことを忘れないようにしましょう。

また、人間の身体は非常に巧妙に作られています。
臨機応変に色々な体内物質を分泌、あるいは分泌を止めることで生命を保っています。
私たちの身体は、全自動でその都度ベストの調和をとっているのです。
もちろん先天的な機能障害などによって万全ではないこともありますが、本来の私たちの身体は非常に巧妙に上手く作られています。

新しい薬が良いとは限らない

錠剤シート

みなさんは、新しい薬、新薬についてどう思っているでしょうか。

医師から新しく開発された薬を勧められたことがある人もいるのではないでしょうか。
医療系のドラマなどでは、新薬が間に合えば助かるなどと言ったシーンがよくあるかと思います。

日本人は、特に権威に弱い人が多いようです。
医師に「あなたの症状にもっともよく効きそうな薬が出た」と言われれば、試してみようかなと思う人も多いのではないでしょうか。
権威に弱い日本人は、先生が自分の為に新しい薬を見つけてくれたと感じる人もいることでしょう。

ですが、新しいと言うことは言い換えれば歴史が浅いと言うことです。
つまり臨床実験が少ない状態でデータが少ないと言うことでもあります。
既にある薬でも体内で何が起こるか分からないのにそれ以上に何が起こるか分からない物でもあるのです。

2007年にインフルエンザに罹った中学生が処方されたタミフルと言う薬を飲んだ後、自宅マンションから飛び降りて亡くなってしまった事故がありました。
その後、タミフルには精神に影響する可能性があることが指摘されて世間はショックを受けることになりました。
インフルエンザになったらタミフルを飲むが当たり前とされていたからです。

タミフルが開発された時点では、このような影響があることは誰も予想をしていませんでした。
もちろん実際にタミフルを飲んだからと言って全員がそうなるわけでもありません。
ですが、事実として事故が起きてしまい、そして他にも似たような症例、疑わしい症例が多数報告されています。
薬は、それほど個人個人の体内でどのように作用しているのか分からないのです。

薬の添付文章には、体質との相性、他の薬との飲み合わせに関する禁忌事項が「使用上の注意」として記されています。

禁忌事項は、開発段階で明らかになったものもありますが、臨床によって明らかになったものも多数あるのです。
実際に人体に投与してみてこういう副作用が報告された、など誰かが苦しんだ結果、禁忌事項となる場合があります。
体内で薬がどう作用するか分からない以上、自分が新たな禁忌事項のきっかけになる可能性があるのです。
臨床期間が短い新しい薬であれば、その可能性が高くなると言って良いでしょう。

新しい薬が良いと思っている人が多いのかもしれませんが、新しい薬があなたの身体にとって良いとは必ずしも限りません。
しっかりと薬によるリスクを確認してから使うかどうかを考えることが大切かと思います。

予防接種は劇薬!?

メディカル

インフルエンザが流行る季節になると「ワクチン接種はお早めに」と言った通達がされます。
会社や学校から言われたりすると、何も考えずに接種している人、子供に接種させている親も多いのではないでしょうか。

ワクチンで「感染予防できる」「重症化を防げる」などと言われますが、インフルエンザのワクチンで言えば効果があるのかないのかよく分からないと言えます。
全てのワクチンに言えることですが、見方を変えると副作用のリスクが常にあるのです。

ワクチンにはいくつか種類がありますが、病原体を体内に入れてそのウィルスに対しての抗体を作っておくと言うのが一般的なワクチンです。
体内に入れたウィルスが活性化してしまうと元も子もないので、ウィルスの活性を抑える成分が含まれています。

インフルエンザワクチンには、活性化を抑える為にホルマリンが使われているものがあります。
ホルマリンは、発ガン性のある劇薬であり、他にもアルミニウム、水銀と言ったものまで含まれています。
インフルエンザに罹るかどうか分からないのに、これだけの異物を体内に入れていることになります。

また、インフルエンザにはいくつか型もあります。
毎年、厚生労働省が今年は何型が流行るのかを予想してワクチンを用意します。
新型インフルエンザとなると急いで作って普及をさせないといけないので、安全性が十分にテストされないまま実用化されているのが実態です。
それだけではなく、インフルエンザウイルスは変異をしやすいのでワクチンが本当に効いているのか分かりません。
副作用のリスクばかりが高くなっていると言っても良いのではないでしょうか。

インフルエンザが重症化するリスクが高いとして高齢者や子供、乳幼児、妊婦などは優先的に接種できるようになっています。

しかし、むしろ抵抗力がない人ほど副作用のリスクが高いと見るべきではないかとも思います。
今まで大丈夫だったとしても、今この時の自分の身体で恐ろしい副作用が起こらないとは言い切れません。

事実、特定の成分に対して起こるアレルギー反応であるアナフィラキシーショックを起こしてしまうケースや接種後にギランバレー症候群や黄疸、肝機能障害、ぜんそく、脳炎など深刻な副作用が報告されています。
感染を防ぐ為にワクチンを打つと言う考えもあると思いますが、ワクチンには重篤な副作用を招く可能性もあると言うことを決して忘れてはいけません。

地球上で無菌状態はあり得ません。
私たちは、常にウィルスや細菌などと共存をしています。
それでもほとんどの人は健康に過ごすことができるのは、体内に備わっている免疫機能のお陰です。

ワクチンを打って抗体を作るのも自分の免疫機能によるものです。
免疫が弱い人は、ワクチンを打っても十分に抗体が作られません。

感染を防ぐ為にワクチンを打つよりも「自己免疫機能を下げないようにする」ことをまずは考えるべきではないでしょうか。
その為には、睡眠、食事、運動など生活習慣に気を付けることです。
特に睡眠不足は、免疫機能を顕著に低下させてしまうので睡眠は毎日十分に取ることが重要です。
そして、ストレスも溜めずに上手く発散させることも大切です。
最優先事項は、免疫が落ちるような生活を送らないようにすることです。

参考書籍⇒薬が病気をつくる