薬は身体からの声にフタをしてしまう、症状を抑えるだけで治すわけではない

病院に何の為に行くのか

高熱が出たので病院に行った。
インフルエンザを疑われて検査をしたがウィルスが検出されなかったので医師から「これでは薬が処方できないので明日また来てください」と言われた。
翌日、熱が上がり辛かったけど病院に行き、再検査を受ける。
するとウィルスが検出されてインフルエンザと診断され、抗インフルエンザ薬を処方されて帰宅した。

これは、インフルエンザシーズンによくあることですが、これをあなたはどう思うでしょうか。
仕方ないと思いますか?
それとも何かおかしいと思いますか?

今では、もっと早くウィルスが検出されるようになっているので、こんなことはないと言う人もいるかもしれません。
しかしそれは、この問題の本質ではありません。
このシーンを別の言い方にしてみましょう。

熱が出て辛い思いをしている患者さんが目の前にいるのに検査の結果が陰性だから治療しない。
高熱で体力が落ちていて、できる限り休む必要がある患者さんに対して様々なウィルスが蔓延している病院に再度来るように指示をする。
インフルエンザの薬を出す為だけに。
翌日、言われた通り病院に行き前日と同じ検査をして陽性になったのでようやく薬を処方した。

さて、どうでしょうか?
何か違和感を感じませんか?

いつしか病院は「薬を貰うことを目的に行く場所」になり「病気を治す場所」と言う役割が弱くなっているのです。
病気を治す為に薬を貰いに病院に行くのではないか、と思うかもしれません。
ですが、辛い思いをしてまで行った初日は、このケースでは何もしていないのです。

熱が高い状態で病院に行くのは、患者さんにとってかなりの負担です。
さらに熱が上がって、立つこともままならなくなり2日目に病院に来ることができないことも十分にあり得ます。
さらには、インフルエンザの疑いがあると言うことは、同じ病院に来ている他の病気の人たちに感染させてしまう可能性もあります。

また、もし2日目の検査でも陰性だったとしたら治療が1日遅れてしまうことになり、体力も奪うことになりより症状が悪化してしまうことにもなるかもしれません。
薬局の窓口で「来たときよりも具合が悪くなった気がする。家で寝てればよかった」言ってくる患者さんもいるくらいです。

多くの人が勘違いをしていると思いますが、多くの薬は病気を治すものではなく、症状を抑えるだけのものです。
特効薬と誤解している人も多いかもしれませんが、抗インフルエンザ薬として処方されるタミフルやリレンザは、インフルエンザウィルスを抑える効果はあっても、消してくれるわけではありません。
治すのは、薬ではなく自分自身の身体なのです。
病院に行かないで家で寝ていた方が、身体の免疫機能がフルに稼働してくれるので早く治してくれるのです。

あなたが病院に行く目的は何でしょうか。
薬をもらいに行くことですか。
病気を治すことですか。

よく一度考えてみてはどうでしょうか。
もちろん急を要する症状であれば話は別です。
救急車を呼んで一刻も早く病院に行くようにしましょう。

薬は身体の声にフタをしてしまう

落ち込む女性

痛いなどの身体の不快な症状を薬は、瞬時に和らげてくれますが、それは身体からの声にフタをしてしまっていると言えます。
そして、やがて大きな健康被害を招いてしまう可能性も出てきます。

私たちの身体は、とても巧妙に作られています。
体内で何か問題が生じたら、即座にアラームを発して同時に免疫機能を発動させて自ら治そうとします。
その身体からのアラームが痛みなどの不快な症状なのです。
よく身体の声を聞くと言いますが、不快な症状が出た時は、その症状に耳を傾けて何か問題が生じているのだと分かってあげましょう。

そして、身体は治そうとしている状態なのでゆっくりと休んであげましょう。
ここで薬を直ぐに飲むなどして症状を抑えてしまったり、なかったことにしたりして無理を重ねることはしてはいけません。
身体に何か問題があるから不快な症状を通して伝えています。
それなのに症状を薬で無理やり抑えて無理を重ねられたら身体はどうなるでしょうか。

急に倒れたり胃潰瘍や肝機能障害などの健康障害を引き起こしてしまうこともあります。
もちろん社会人であれば、自分の都合ばかりで良いわけでもないと思います。
大事な商談や冠婚葬祭など、不快な症状を無理やりでも抑えて行かないといけないこともあるかと思います。
このような時は、薬に頼るのは仕方がないとも言えます。

ですが、例えば気の置けない友人との飲み会でも同じようなことをしてはいませんか。
行けないことで辛い思いをするかもしれませんが、自分の身体の方が大事ではないでしょうか。
今日は調子が悪いからやめるよ、と言えるようになること大切かと思います。

病気の中には、もちろん薬を必要とするものもあります。
先天的な病気、急性疾患など、生活習慣に関わらず罹ってしまう病気もあります。

しかし、多くの病気は自分で予防することができます。
それにも関わらず病気に罹ってしまうのは、本来頼るべきでない薬によって本当に頼るべき身体の声にフタをし続けた結果ではないでしょうか。

生活習慣によって生じる病気は、本人の自業自得と言えるでしょう。
病気になりなくないのであれば、身体から発せられる声をしっかりと聞くようにしてみましょう。

薬に逃げていませんか、行動パターンを見直してみよう

考える女性

頭痛薬や胃腸薬など常に携帯して、少しでも痛みや不調を感じると直ぐに飲んでしまう人は多いのではないでしょうか。

症状も出ていないのに予防として毎日のように市販薬を飲んでいる人もいるのではないでしょうか。

痛みや不安を何とかしたいと言うのは分かりますが、だからと言って常に薬をそばに置いて気軽に飲んでしまうのは、問題と言わざるを得ません。
常に薬を飲み続けないといけないということは、身体のアラームがそれだけ鳴っているということであり原因が必ずあるはずです。

もし、最近薬の量が増えたと思うのであれば、日々を振り返ってみましょう。
その症状が出るのは、いつなのかパターンのようなものが見えてくるのではないでしょうか。

例えば、脂っこい物を日に2回以上食べると翌日は胃痛になる、3時間以上パソコンをしていると頭痛がするなど、原因は日常の些細なことにあるのかもしれません。

その生活習慣、行動パターンがあなたの身体にとって負担になっているということを身体の不調を通じて教えてくれているのです。

身体から発せられるアラームを無視しないで耳や心を傾けることが、病気や問題の早期発見に繋がります。
もちろん痛いのは嫌なので薬に手を伸ばしたくなる気持ちも分かりますが、全ては自分の身体からのお知らせです。
そう思うと感じ方も変わってくるのではないでしょうか。

そして、症状が出た前後の暮らし方、行動を見直し自分が不調を感じる行動パターンを探してみましょう。
その行動パターンに見つけて気をつけておけば薬に頼らなくても不快な症状を取り除くことができると思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です