オメガ3過酸化脂質MDAは全身に悪影響を及ぼす

MDAが全身を循環し問題が全身に広がる

オメガ3脂肪酸は一般的に身体に良いとされていますが、非常に酸化しやすい性質を持っています。
酸化して生成される過酸化脂質は、身体に悪影響を及ぼすとされています。

オメガ3脂肪酸は、消化の過程で簡単に酸化してしまい過酸化脂質であるMDAを生成させます。
健康な人の血液から採取した微小小胞体の約半数にMDA結合タンパクが認められます。

様々な慢性病で微小小胞体の上昇が認められるのは、微小小胞体が運ぶMDA結合タンパクによって各組織に炎症が起こる為だと考えられてもいるようです。

健康を維持する為に細胞が微小小胞体にゴミを包んで破棄するのはとても優れたシステムですが、それも過量になると問題が全身に広がると言うことになります。

本来、ダメージを負った細胞はアポトーシスによって速やかに処理されます。
ゴミが残らないので炎症が起きません。

ですが、このゴミ処理が上手くいかないと脂質の過酸化によってゴミの炎症化(ダンプス化)が起こって炎症が起こることがあります。
そのゴミ処理の失敗の原因は、糖質の代謝低下、甲状腺機能低下です。
そして、糖質の代謝低下、甲状腺機能低下の最大の原因が多価不飽和脂肪酸になります。

MDA結合による生体内物質の炎症ゴミ化

MDAは、あらゆるタンパク質に結合をして、機能・構造破壊および炎症ゴミ化をさせます。

脳の髄鞘タンパク質に結合をすると脳炎、多発性硬化症などを引き起こします。

小麦のタンパク質にも結合をして生体内、細胞実験レベルのいずれにおいても活性酸素種を発生させることも報告されています。
グルテンがリーキーガットを起こすのもグルテンにアルデヒドが結合した物が腸粘膜細胞にダメージを与えることによる可能性があるかもしれません。

LDLコレステロール、HDLコレステロールに結合をすると、その機能を廃絶させ炎症を起こします。
DHAの過酸化脂質MDAの毒性が強すぎるので肝臓に運ばれたHDL、MDA結合体その物が炎症ゴミとして認識されて激しい炎症が起こると考えられます。

DNA、RNAからタンパク質を合成する翻訳においてポリペプチド鎖の伸長を促進するタンパク質の伸長因子の生体内、細胞実験レベルのいずれにおいてもMDAと結同をすることで機能・構造が障害されます。

正常にタンパク質が形成されないのは、生命の維持にとって致命傷と言えます。
なぜなら環境の変化に対して遺伝子のスイッチがオンになり、ホルモン、酵素、サイトカインなどの生理活性物質が生成されて環境に適応できるようになるからです。
タンパク質が形成されないと生理活性物質が作られなくなってしまいます。

軟骨のコラーゲンペプチドにもMDAは結合をして炎症を引き起こすことで関節に変形をもたらします。
加齢とともに変形性関節症になって、あらゆる関節が痛くなるのは当然のことと考えられていますが、多価不飽和脂肪酸を摂らないようにすることで改善ができるかもしれません。

アルコールの代謝やタバコの煙中で生成されるアセトアルデヒドにもMDAが結合をします。
MDA-アセトアルデヒド結合体がタンパク質と結合した物も肺や肝臓で炎症を引き起こします。

このようにオメガ3脂肪酸で主に作られる過酸化脂質MDAと言うアルデヒドは全身に炎症を引き起こします。
さらに高脂肪食による慢性炎症を通じてメタボリックシンドロームも引き起こしてしまいます。

オメガ3脂肪酸の過酸化脂質の作用

・小胞体ストレス
・脂質代謝促進
・炎症ゴミ上昇
・細胞障害、細胞死
・炎症転写因子上昇
・一酸化窒素合成酵素上昇
・活性酸素種上昇、活性窒素種上昇
・インスリン低下
・遺伝子ダメージ上昇

多価不飽和脂肪酸は脂肪の代謝を促進する

アルデヒドは、ペロキシソーム増殖活性化受容体σとよばれる細胞のアンテナに強く結合をします。
その結果、糖質の運搬体やピルビン酸脱水素酵素をブロックして糖質のエネルギー代謝をブロックします。

オメガ6脂肪酸から形成されるアルデヒドは、糖質の運搬体グルコース・トランスポーター3に結合をして機能にダメージを与えることは以前から知られていました。

グルコース・トランスポーター3は、特に脳に糖質を運搬する重要な働きを持っています。

オメガ6脂肪酸から誘導されるアラキドン酸の代謝産物に内因性カンナビノイドと言う物質があります。
カンナビノイドとはキャナビス、つまり大麻と同じ作用をする物質です。

内因性カンナビノイドは、キャナビノイド受容体と言う細胞のアンテナを刺激して脂肪細胞の成熟・増殖、蓄積、そして脂肪のβ酸化を促進します。
その結果、脂肪肝や肥満を招きます。

多価不飽和脂肪酸から誘導されるエストロゲンも同じキャナビノイド受容体を刺激してアルコール・薬物依存を強化することも分かっています。

オメガ3の作用

・細胞構成成分に入り、機能・構造を破壊
・ミトコンドリアの電子伝達系にダメージを与える
・老人班(リポファッシン)の形成
・アルデヒド&炎症ゴミの形成
・ホルモンの作用のブロック
(正常な細胞間のシグナルをシャットダウン)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です